2回に渡り、X100Tの購入編といじる編(カスタマイズ)をご紹介してきましたが、3回目は使ってみた編です。
X100Tさわる
レンズ
このカメラは、単焦点カメラです。単焦点とは文字通りレンズの焦点距離が単一なことで、ズームアップことはできないレンズです。
また、レンズを交換することができません。レンズは23mm F2となります。(35mm換算で35mm)
よく考えてシャッターを切らないと、単調な絵になってしまいます。被写体を大きく撮りたければ近づいて撮ります。なので、子供の運動会やイベントで近づけない状況では、ものすごく小さいお子さんしか撮れません。
また、F2と明るいレンズですので、背景ボケもバッチリです。
センサー
センササイズはAPS-C で1620万画素にX-Trans CMOSII センサとなります。普段子供メインで使う場合には十分です。
ビューファインダー
光学式ビューファインダーがあります。最近のコンデジは除き窓(ファインダー)がなく、背面の液晶ディスプレイを見ながら撮影しますが、X100Tはファイダーをのぞきながら撮影できます。
なので写真を取っているという感覚を味わえます。もちろん背面ディスプレイでの撮影も可能です。
ファインダーから見えるのは、ガラス越しのそままの見え方と、ファインダー内の液晶モニタに写す方法を選択できます。
また、光学式ファインダーのときに、ファインダー内の右下にちっこい液晶があらわれ、ファインダー中心部が拡大表示されます。マニュアルでピントを合わすときなどに利用します。(って、文章で表すのは厳しい。何言ってるのかわからん。)
これが一番の特徴ですね。コンデジだけど、レンジファインダーでマニュアル操作ができるところ。
レンジファインダーですので、パララックスが発生します。パララックスとは構造上レンズの中心とファインダーの中心位置がずれていますので見ている絵と出来上がる絵が少しずれてしまう現象のことです。
ただし、ファインダー内に実際の絵の範囲が矩形で表示され、だいたいこの範囲というのはわかるようになっています。結構すぐれもの。
液晶モニタで撮影する場合は気にしなくていいです。(当たり前ですが)
マニュアル操作
レンズにリング式の絞り、本体上面にシャッタースピードダイヤルと完全マニュアル操作が可能です。もちろんオートでの撮影もできるので、内の嫁さんでも撮ることができます。
マニュアル操作時でも、オートフォーカスはできるのでピント合わせるのはオートで的な使い方もできます。
実際、光学式ファインダーで撮るときはピントはオートで使ってます。ファインダー内の小窓ではピントがあっている遠近乱視の私には確認できないのです。
外観
レトロちっくな外観でとてもお気に入りです。天面と底面をマグネシウムのダイキャストと頑丈で剛性感バッチリ。持った感触やグリップした時の安心感が違いますね。
まとめ
正直購入して正解です。後悔する要素はありません。この記事作成時点で生産終了となっているので、中古しか選択がありませんが、まだまだ使えます。しばらく使い倒し楽しみたいと思います。
ちなみに後継のX100Fが現在は発売しています。外観が少しカクカクになった印象です。
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写真を撮るのも楽しいですが、良い物もっている満足感も楽しいですね。